【レントゲンで骨は大丈夫】と言われた方へ:那珂市・那珂やまだ接骨院

query_builder 2022/10/25
スポーツ外傷腕の痛み脚の痛み

こんにちは、那珂やまだ接骨院です。


今回のタイトルですが、ご自分のこと・ご家族のことなどで時々聞かれる言葉ですが(先日も家族が病院に行ったけど、病名や原因また注意することなど言われず、『薬1日2回塗ってください』と言われて帰ってきました。)みなさんは【レントゲンで骨は大丈夫】と言われたら、どのように感じますか?


①『骨折してなくてよかった』でしょうか?

②『でも痛いんだけど』でしょうか?

③『では、なんですか?』でしょうか?

④『どうしたらいいですか?』でしょうか?


なんとなくですが勤務時代からも、ケガだけではないのですが①が圧倒的に多いです。


本当にそれはよかったのでしょうか?

ここからは研修当初の私の考え違いも含めて、おはなししていきたいと思います。

私がそうだったのですが、ケガのひどさを以下のように考えておりました。

1、骨折 2、不全骨折₍ヒビ₎ 3、腱断裂₍損傷₎ 4、捻挫 5、打撲 6、挫傷


今では治療期間や後遺症を考えると話が変わります。

1,骨折:ひどい骨折(特に関節近く)は後遺症がおきやすい。

    固定期間・治療期間がながい。


2,腱断裂:修復期間は6週間以上かかります。

     無理に動かすと再断裂の恐れがあるので、リハビリ期間も長くなります。 

     痛みは比較的軽度な場合が多い


3,捻挫:修復期間は6週間。(組織的に腱と靱帯は同様)

    緩んで治ると関節が不安定になる。

    関節の周囲が痛むので、痛みは比較的強い。


4,打撲:内出血の圧力で、神経の障害がおき、筋運動障害や知覚₍感覚障害₎を起こす。

    修復に3か月以上もかかることがある。(通常でも6週間はかかる)

    筋肉が骨に置き換わってしまい、関節の動きが悪くなることがある。


5,不全骨折₍ヒビ₎:ひびという言葉をよくききますが、これも骨折です。

         痛みは強いが、予後は良好なものが多い。

         固定をすること₍ズレないのなら、ほおっておいても治りますが₎が多い

         ですが、期間も短くリハビリも早期から始められる。


というように、ひどい骨折が大変なのは間違いありませんが、修復期間や後遺症を考えると骨じゃない障害は全然軽くはないのです。


痛みがあるなしではなく、障害を残さないようしっかり治した方がいいです。また、予防策を学んでいただき、今後の再発を起こしにくくしていただけたらと思います。



【レントゲンで骨は大丈夫】は本当かどうか、別の角度からもう一つ、【骨折はレントゲンでみつかる】ほんとうに?でお話いたします。







     

     

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那珂やまだ接骨院

住所:茨城県那珂市飯田2702-18

電話番号:070-7669-6799

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