③続・何が原因で足の甲が痛くなる？：那珂市・那珂やまだ接骨院 | 那珂市で接骨院といえば那珂やまだ接骨院 | ブログ

こんにちは、那珂やまだ接骨院です。

今回も足の甲の痛みの続きですが、③はほぼ横です。　

病名としては有痛性外脛骨、後脛骨筋腱炎というものがおきる場所です。

有痛性外脛骨：足の舟状骨におこる余剰骨に痛みがおこったもの。

　※後脛骨筋腱炎との鑑別は、圧痛点（押して痛いところ）で行う。

原因：足首を捻った際に、内果とのぶつかりによるもの。

　　　後脛骨筋に引っ張られた刺激によるもの。

　　　靴などにあたる、直接的な刺激によるもの。

足首を捻ったものに関しては、病名は有痛性外脛骨であっても、骨の痛みなので痛みも強いです。予後は良好。※むしろ捻挫をしっかり治すことが予後に関わる。

後脛骨筋のけん引力によるものは、後脛骨筋腱炎に順ずる。

靴などの擦れによるものは、摩擦を減らすため穴あきパッドや絆創膏をはると痛みの軽減する。体の使い方が悪くてあたってしまうようなケースには、足関節のストレッチ・筋トレ・バランス強化が必要。

手術の適応症となっておりますが、手術の既往がある方が３名おりましたが、再発して来院されました。また手術をすすめられて、当院に転院された６症例は手術をせず回復されました。

手術結果の良しあしではないのですが、出っ張りが消えても、痛くなる原因が消えていなければ再発のリスクは高いのだと考えます。（あと手術すればその後動かないから、痛みは楽になるとは思いますが。）

後脛骨筋腱炎：足の舟状骨付着部から内果後方まで痛みの幅がある。

後脛骨筋　起始：下腿骨間膜、脛骨と腓骨の後面

　　　　　停止：舟状骨、全楔状骨、※場合により立方骨、第2〜5中足骨底まで

動きとしては、足関節の底屈・内転・足の回外。

原因：後脛骨筋自体がかたいためにおこるもの。

　　　他の筋がかたいための代償動作によりおこるもの。

　　　腓骨筋群が使えていないためにの代償動作によりおこるもの。

ストレッチ：後脛骨筋、前脛骨筋、アキレス腱、足底筋群

・後脛骨筋

椅子に座って足を組み、片手は足先へもう片方は膝を抑える。

⇓

足を背屈（膝の方にあげる）り、足を外転（床の方に押す）する。

⇓

20秒キープする。

⇓

ゆっくり戻す。

・前脛骨筋

椅子に座って足を組み、片手は足先へもう片方は膝を抑える。

⇓

足を底屈（下にさげる）り、足を外転（床の方に押す）する。

⇓

20秒キープする。

⇓

ゆっくり戻す。

１日１回５セット行う。（お風呂上りがいいです。）

筋トレ：腓骨筋群、殿筋群、バランストレーニング

それではまた④で。