⑦続・何が原因で足の甲が痛くなる?:那珂市・那珂やまだ接骨院

query_builder 2022/12/17
スポーツ外傷脚の痛み

こんにちは、那珂やまだ接骨院です。


今回は足の甲が痛くなるもの、腫れるもの、しびれるものなどを続けてお話させていただきましたが、最後の図の⑦です。

※今回で足の甲のお話は一旦終わりになりますので、最後にまとめのお話もしていきたいと思います。


この部位では、中足骨骨幹部疲労骨折(第2.第3.第4)長指伸筋腱炎、ガングリオン、滑液包炎などがおこることがあります。


今回は中足骨骨幹部疲労骨折と伸筋腱炎の症状や鑑別診断(特にレントゲンではっきりしないうちの判断が大事)のポイントなどを踏まえ進めていきたいと思います。



中足骨骨幹部疲労骨折(第2.第3.第4) 長指伸筋腱炎
腫脹 疲労骨折部周囲に出現。
※骨の表面が、膨れているのが蝕知できることもある。
全体的にびまん性に出現することはあるが、程度は軽い。
圧痛        ++
骨の左右から、また足底からも確認できることがある。
      +
背側からのみ確認できる。
圧痛点の移動 なし
※疲労骨折部の圧痛
指を底背屈させて触診すると、圧痛点が移動する。
握雪音 なし あり
自動運動 + +
荷重痛 + 比較的 -    

※疲労骨折は、痛みの軽減はかなり早く、回復にはとても時間がかかります。


すぐ痛みが引くと軽く考えず、以上のようなポイントを参考にしていただき、早めに対処しいただけるとありがたいです。


長指伸筋腱炎:ストレッチが重要です。


長指伸筋腱のストレッチ


椅子に座った状態で痛い側を上で足を組む。

足の指を甲側からおさえ、もう一方は足首の上あたりをおさえ固定する。

足首を底屈する。

指全体を丸めるように曲げていく。

動かないところまで来たら止め、20秒キープする。

ゆっくりもとの位置に戻す。


1日に5回程度は行うようにしてください。※特にお風呂上りがいいです。



中足骨骨幹部疲労骨折(第2.第3.第4)


原因:

・生理的(ハイアーチ)なもの⇒衝撃を逃がしにくいことがある。


・運動量過多によるもの⇒単純に負担の量が多ければ、痛みをおこしやすい。


・床や地面の堅さにより跳ね返りの負担が増えたもの

⇒反発係数が高く、跳ね返りの負担が逃がしにくい。


・競技特性(ジャンプや左右の切り返しが多いなど)によるもの

⇒勢いがつくことと、止まる動作は負荷が大きいの二重苦。


・靴⇒硬いものほど、負担は大きい


・柔軟性(アキレス腱、前・後脛骨筋、足底筋群)の低下によるもの

⇒負担を逃がしにくくなる問題と、代償動作により負担が増える問題。


・筋力低下(足底筋群、腓骨筋群)によるもの

⇒けり返しの負担を支えきれないこと、代償動作により外側荷重になってしまい負担が集中してしまう事など。


ストレッチ・筋力強化・バランス訓練をすることや、靴のインソールにはやわらかいものにすること、できる範囲でかたい所をさけて運動することなど負担を減らすことと負担を逃がす身体づくりをしていくようにしてください。

ただ休んでしまうと骨は楽して弱くなります。

疲労骨折は治ったけど、また運動したら再発なんてことにならないように、悪化はさせない程度で運動しながら改善されるといいと思います。

※ちなみに勤務していた所の基本方針で、治るまで休ませるということはなく、ほとんどがなるべく運動やりながら(量や回数の調整はします)という方針でやっておりました。




全体のまとめ


場所ごとの痛みにはいろいろありますが、筋力・柔軟性・バランス能力を向上させ、身体の使い方を癖づけを意識することが重要です。


今回の話ではあまり話してはいないのですが、腰の問題で神経障害がおきると筋力低下もおきますので、結果足の痛みが出やすくなります。

足のためにも、腰の注意も気にしていた抱きたいと思います。


少しでも早い改善や再発防止のために、お役に立てればと思います。


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那珂やまだ接骨院

住所:茨城県那珂市飯田2702-18

電話番号:070-7669-6799

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