肩から腕が痛くなる:那珂市・那珂やまだ接骨院

query_builder 2022/12/19
肩こりスポーツ外傷腕の痛み

こんにちは、那珂やまだ接骨院です。


今回は肩から腕の痛みですが、肩関節周囲の炎症で上腕部(二の腕)の痛みが出ることが多いです。また頸の神経症状で首コリや肩こりとともに上腕部の痛みが出ることもしばしば。

そして次のブログでお話いたしますが、猫背・巻き肩の方などは痛みをおこしやすい原因になります。


頸のお話は以前にもしているので、今回は肩関節に関してお話を進めていきたいと思います。(肩も少しブログで話をしてしまってるのですが。。。)


病名として有名どころの四十肩・五十肩や肩の変形性関節症、病院など受診された方は肩関節周囲炎などもよく聞くところだと思います。他には、腱板損傷、上腕二頭筋長頭腱炎、肩関節拘縮(痛みはないがかたまっているもので、狭義の四十肩・五十肩)、凍結肩(frozen Shoulder:フローズンショルダー)、石灰沈着性関節炎(デュプレー氏病)、四辺形間隙症候群(QLSS)、腋窩神経麻痺、肩甲上神経麻痺などがあります。



四十肩・五十肩:肩の痛みや硬さがあり年代的に好発するために言われている俗称で肩関節周囲炎であることが多い。固まってしまうと回復に時間が非常にかかります。TVの番組で治療期間が3か月~2年と説明していたものもあります。

原因として年齢的なことを言われることが多いのですが、腱板損傷などのケガや上腕二頭筋腱炎などの炎症に続発することが多いです。

※勤務していた整形外科の院長はほとんどこの病名をつけることはなかったのですが、拘縮しているともともとどこが悪かったかも判定も出来ない場合には使用することもありました。(年に一人いるかどうかで、百人中一人いるかどうかでした。)


凍結肩:四十肩・五十肩と同様、拘縮があり可動域制限が顕著で、原因の判定が難しい場合に使用されたりします。


肩関節拘縮:かたまってしまった肩


肩関節周囲炎:肩の痛みの総称

原因として腱板の障害や上腕二頭筋腱炎が徐々に悪化し、炎症の範囲が肩周囲におよんだもの。


石灰沈着性関節炎(デュプレー氏病):関節包などに石灰が付着している状態で、強い痛みをおこす。


四辺形間隙症候群(QLSS):筋肉で作られた隙間に腋窩神経などが絞扼されたもの。


腋窩神経麻痺:前述のものや脇の下で神経が圧迫を受けておきる。


肩甲上神経麻痺:肩甲骨の肩甲切痕あたりで、外傷や運動などの動作で肩甲切痕との擦れ・上肩甲靱帯の圧迫またガングリオンなどの腫瘍により障害される。

※私がみてきた方はほとんどが運動による障害で、おひとりガングリオンの方がおりました。


肩の痛みと猫背・巻き肩との関係ですが、肩甲骨に位置が外側・前掲になることで、上腕骨と肩峰がぶつかりやすいポジションになりインピンジメントにより腱板の障害をおこしやすくなります。体の前の筋がかたくなってることが多く、肘を後ろに引くときに肩甲骨が動きにくくなってしまい、腕の動きのみで行ってしまう事により上腕二頭筋長頭の障害をおこしやすくなります。(余談ですが野球などの投げる動作では、肩甲骨が動きにくくなるとテイクバックが取れなくなることから手投げになったり、後ろに引いた勢いで肘の外反力が大きくなり野球肘をおこしやすくもなります。)


改善・予防の体操などはまた少しずつお話していきたいと思います。


肩が原因の痛みと言っても、たくさんの症状があり、神経障害などは長く症状が続くのは筋肉の障害も残りやすくなるので、四十肩・五十肩と簡単に考えず、早めの対処が大事です。

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那珂やまだ接骨院

住所:茨城県那珂市飯田2702-18

電話番号:070-7669-6799

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