シンスプリントと脛骨疲労骨折:那珂市・那珂やまだ接骨院

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腰痛スポーツ外傷腕の痛み脚の痛み

こんにちは、那珂やまだ接骨院です。


知り合いから、お子様がシンスプリント(過労性骨膜炎)と言われていて、その後疲労骨折になってしまったというご相談をいただきました。

わたくしもなんども他院ではスプリント(過労性骨膜炎)の診断をうけて、レントゲンにうつるくらい悪くなってから疲労骨折と言われた患者様が、勤務先に転院されてきたのを覚えています。

たしかに疲労骨折になる前はレントゲンには変化が出ない時期があります。

ただ骨折線がはっきりしてからでは遅いのです。

なぜそうなるのか?


第一に骨自体に痛みを感じる組織はなく、周りの組織(骨膜など)が痛みを感じているため、気づかないうちに悪くなっていることがあるのです。


次に骨は何がなくても、新しく常に再生をしている組織です。

骨膜とは、骨に栄養を与え修復するなどの働きがあります。

その機能が悪くなれば、おのずと栄養供給が悪くなり再生へも悪影響があると考えるは当然ではないでしょうか。

回復しにくい状況で負担がかかり続ければ、危ないでしょう。


レントゲンに変化がない状態の患者様を実際に触ると、骨の表面に膨れている部分が出来ていることがおおいです。進行してくると脛骨(すね)の内側全体に腫れが出ます。

年齢にもよりますが、3か月くらいまでにはレントゲンで骨の表面が厚くなってくることが多いです。

つまり骨が出来て太くなっているという事なのです。



わたくしはシンスプリント(過労性骨膜炎)も疲労骨折の前駆症状(なりかけ)であると認識すべきであると考えます。



治療方針としては症状の悪化と回復のバランスをみながら、運動量を調節しながらやりながらでいいと考えています。

症状の悪化と改善は本人の痛みも聞きながら(程度・痛みが引く期間)、腫れの程度、周囲の可動域の程度チェックします。


再発防止のためにも、休めばらくになるにはご注意ください。




先ほども言いましたが、骨も筋肉と一緒で刺激を受け強くなるという事なのです。

やりすぎれば壊れるし、やらな過ぎれば弱くなります。※無重力の中にいる宇宙飛行士は骨が弱くなる

休んでいたら傷は治るかもしれませんが、骨弱くなりませんか?

疲労骨折であったとしても、できるだけ練習をやりながら治すことを前提にしてお話は勧めています。



程度や注意点などそのあたりは次の疲労骨折あれこれで。

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那珂やまだ接骨院

住所:茨城県那珂市飯田2702-18

電話番号:070-7669-6799

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