悩んだ橈骨遠位端骨折：那珂市・那珂やまだ接骨院 | 那珂市で接骨院といえば那珂やまだ接骨院 | ブログ

こんにちは、那珂やまだ接骨院です。

今回はレントゲン御整理をしていて見つかった一年前の雪の時におきた橈骨遠位端骨折ですが、今までの中でもいろいろなことでかなり悩んだ症例の一つなので、自分の記録として、ブログに残していきたいと思います。（正直なところ避けたいという気持ちがに近かい感情をもっていたかもしれません。）

悩み１：骨折の形と受傷後より10日以上経過している。

勢いよく手をついて受傷で、骨がつぶれてめり込むようになっている骨折で、病院に行くとまず手術と言われる可能性がとても高い骨折でした。

また受傷後のレントゲンはみているものの、時間がたっているため、骨折部が癒合しかけているであろうことが予測されるので、整復法（骨の戻し方）を何パターンも考えました。結局患者さんが来院する時までにも２つまでにしか絞れ切れていなかったです。

来院された際では、折りなおしをしたくなかったため、祈りを込めつつ通常の方法で初めてはみたものの、全く動く感触がなかったため、途中から折りなおす方法にきりかえ行いました。

整復後のレントゲンです。

悩み２：不安定な骨折。

患者様に来ていただけるのはとてもありがたいことですが、自分の仕事場は東京の世田谷で、ご本人は水戸市近郊の方なので骨を戻した後の状況の確認や状態の変化（循環障害になっていないか、痺れが出ていないかなど）に対応できないこと、不安定な骨折なので再転位の心配（ばらばらの骨折なので）を考えていました。