指の骨折の後、指が重なる(オーバーラッピングフィンガー):那珂市・那珂やまだ接骨院
こんにちは、那珂やまだ接骨院です。
今回は指が重なっってしまうというご相談をいただきましたのでブログにしていきたいと思います。
今回ご相談いただいた患者様で、開業後4人目となります。
みなさん、以前に骨折の既往がありました。
この症状はオーバーラッピングといい、ケガをした際のねじれが原因と言われています。
私も納得なケースもあります。それは小指側の指に重なってしまう場合です。(例:薬指が小指の方向に向いている)
それでは納得できないケースはというと、先ほどとは逆のケースです。(例:薬指が中指に重なる)
目安として指の向きが舟状骨の結節部に向いていればねじれは気にしなくていい場合が多いです。
では,次の手の写真ですが、小指が薬指に重なってしまっています。
どこに問題があるとこのようになるのでしょう?
これは自分の指で、正解は、どこかが悪いわけではなく、小指を少し曲げないようしているだけです。
実際は次の写真でわかるように、普通に曲がります。
では何がしたかったのかというと、指の付け根が曲がらないことが指が重なる原因になっていることです。
実際のレントゲンで説明していきたいと思います。
救急で整復され、経過観察のため近くにとのことで転院されてきた患者様です。
上の二つの写真では、そのまま固定しても大丈夫ではと思いそうですが、次のレントゲンではどうでしょう?
伸展転位が残ってしまっています。
屈曲角度も制限があったので、このままくっついてしまうと、曲がりは制限され、前の私の手で見せたような小指が薬指に重なる可能性が非常に高いと考えられます。(年齢が若ければ、自家矯正も期待できますが。)
本人にお話しして、再度整復。
整復・固定後のレントゲンが次の写真です。
さらに次に一週間後のレントゲンです。
整復後後は、屈曲も改善され、癒合後に指の付け根の曲がりも制限されることがなく、回復いたしました。
ねじれ問題は中手骨から指全体に関して問題提起は多いのですが、この伸展転位の残存は握れない原因に大きくかかわります。ものを持つことで言えば、ねじれよりも曲がらない方がが握れない・ものが持てないなど後遺症として不都合をおこしやすいと考えます。
今回の問題提起として再度改めて言いますが、整復で伸展転位を残さないように、屈曲操作をしっかり行い、整復後の動きを確認することをお勧めいたします。
余談ですが早く治すためには、カルシウムなども大事ですが、現在は修復を促し、治療期間も短くする治療法も出ています。
何かあればご相談ください。
那珂やまだ接骨院
住所:茨城県那珂市飯田2702-18
電話番号:070-7669-6799
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