足関節脱臼骨折:那珂市・那珂やまだ接骨院

query_builder 2023/01/26
スポーツ外傷脚の痛み
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こんにちは、那珂やまだ接骨院です。


今回は足関節の外旋型の脱臼骨折です。先日以前に三果骨折の整復した患者様にお会いさせていただいたので、そこまでのレントゲンはなかったのですが、ブログに載せさせていただこうと思います。


このケガの経過をみる時に一番大事にしていることは、骨折の形ではなく、関節の隙間が大きくなり不安定な関節にしないことです。



正面のレントゲンで、この像では骨折も脱臼もよくやからないと思いますが、強いて言うと足の映り方が歪で、脱臼骨折ではよくこのような肢位(足関節経度底屈、足部回外)になり、さらにひどい場合には足が横を向きます。

足関節脱臼骨折正面

次に斜めからのレントゲンですが、この画像では腓骨骨折、足首の関節の開きが確認できます。

足関節脱臼骨折斜位1
足関節脱臼骨折斜位2

最後に横からの画像では、後果(脛骨下端の後方)骨折が確認でき、関節の前方が開いているのが確認できます。

※脱臼としては、外・後方・外旋転位を取ります。

足関節脱臼骨折側

腓骨の骨折線は赤、後果の骨折線に黄色、関節面に青のラインを入れてみると、次のようになります。

足関節脱臼骨折側 骨折線 関節のずれ

整復の流れとしては、距骨の後方脱臼、腓骨骨折とか距骨の外旋転位、遠位脛腓関節と距骨の外方転位の整復という流れで、基本的には行っております。※必要であれば、その後内果の整復

(今まで行った50症例以上の中で、この流れでない方法は、数回で底屈強制が強く脛腓の離開がみられない場合に亜脱臼の整復のみを行ったことがあります。)


初めにお話いたしましたが、次の画像に関節の隙間に黄色のラインを入れましたが、このスペースが開いていると不安定な関節になってしまいます。

足首の横径には従二文に注意が必要です。

関節列劇

ズレやすい骨折であるので、患者様の生活のご指導も大事になってきます。

ねかたひとつで、良くも悪くもなることがあります。


一般的には、手術をされるケースが多いのと思いますが、自分よりも10くらい歳が上の先生が『手術はしない方がいいのはわかっているのだけれど、自分たちは結局は外科なので、固定法でずらさないようにすることを教わることはほとんどなく、ずれるならば手術となってしまいます。』というお言葉を言っていただいた事を感謝し、これからも患者様に携わらさせていただきたいと考えております。


いろいろな理由で手術が受けられない方もおりますので、何かの際にはお気軽にご相談ください。

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那珂やまだ接骨院

住所:茨城県那珂市飯田2702-18

電話番号:070-7669-6799

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