下垂足:那珂市・那珂やまだ接骨院

query_builder 2023/06/01
腰痛スポーツ外傷脚の痛み

こんにちは、那珂やまだ接骨院です。


先日『足首に力が入らず足がプラーンとなってしまっているのですが、原因は何がありますか?』というご質問をいただきました。状況としては長時間正座後のような状態という事でした。

症状は下垂足と言い足首・足の指を上げる力が入らなくなっている状態のようでした。


下垂足:腓骨神経が麻痺し、足関節の背屈(足首を上げる)・足趾の伸展(指をそらせる)が出来なくなった状態。


原因:総腓骨神経損傷または腓骨神経障害

麻痺をおこす場所:腓骨頭後方(下の写真)、坐骨部、腰、脊髄、脳など

※総腓骨神経が分岐するまでであれば、どこでもおきる可能性がある。

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障害(損傷)部位を特定するためには、下垂足がおきている以外の麻痺の分布や知覚低下(SD)の分布により総合的に判断することが重要。


今回の相談いただいた方は膝より上の麻痺も出ており、知覚低下がおきており、反射の低下が出ていなかったため腰からの障害を疑っております。

(以前にみさせていただいた症例で、朝起きたら片足が全く動かないという方や、両股関節よりしたが動かなくなったという方がいらっしゃいました。)


下垂足と聞くと膝裏での腓骨神経麻痺が多いとは思いますが、別の原因でもおきることがあるので、しっかりと鑑別することが大事です。


また尖足位となってしまい歩行にとても不自由な状態で転倒してしまうリスクが高く(長時間正座した後に転んでしまう方がこれにあたります)別のケガをするリスクが高くなってしまいまうので、足首の装具を作成するか直角で固定するなどをしてQOL(生活の質)の向上を考慮することも必要です。

今までの経験的なものではありますが、発症後数分で回復しない場合には長期化することが多いので、固定などが必要だと考えます。


リハビリ的には神経の回復を促したり、筋の活動性を向上させたり、筋力を低下抑制、筋力向上を目的として、電気的な刺激・筋の力の入れ方や動作指導をいたします。


原因をしっかりチェックし、改善の期間などご説明いたします。

神経の障害がある方はお早めにご相談ください。


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那珂やまだ接骨院

住所:茨城県那珂市飯田2702-18

電話番号:070-7669-6799

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