続・足首が音が鳴る? 腓骨筋腱脱臼*長母指屈筋腱脱臼 :那珂市・那珂やまだ接骨院
那珂やまだ接骨院です。
今回の前回ブログの続きで、足首の音が鳴る原因の説明をお話していきます。
原因1:腓骨筋腱脱臼
まず腓骨筋腱ですが、次の図で青色で示すように、外果(外くるぶし)の後方を通り、足の横を通過して母趾球に着く筋です。
健常時には支帯と呼ばれるバンドに押さえられていてずれることはありません。
捻挫をしたときなどに、支帯と呼ばれるバンドが損傷し不安定となります。
この不安定な状態で足首を回したりすると腱が溝から外れてズレをおこします。
また外果後方には長・短腓骨筋が通っており、足関節の底屈をする際に短腓骨筋の緊張により長腓骨筋は押し出されることがります。※底屈時内転しているとさらに外れやすい。
その際にパキパキと音が鳴ります。 炎症がない状態であれば、痛みを伴わないケースも多いです。
原因2:長母指屈筋腱脱臼
まず長母趾屈筋(次の図の青色で示す)ですが下腿後方から親指に着く筋です。
運動などで最大底屈をした際に、距骨後方を通過(次の図)するところで腱がずれることがあります。
この症状は自分が鳴る以外では、体操、新体操、バレエをされているかたで数例ほどですが、見させていただきました。
通常の底屈動作では症状はなく、内転位での底屈で再現しやすかったです。
これは自論とですが、底屈位で長母指屈筋がゆるみ遊びができること、内転位となり腱の緊張の際に内果方向への力が働くことにによりおこると考えております。
そのため外転時での底屈では症状が発生しませんでした。
足首が音が鳴るという事では、気泡がはじける問題については痛くなければいいのですが、この腱脱臼は再現性が高く、繰り返しおこることで腱が摩擦により痛みをおこすことが考えられます。
完全になくなる状態にすることは蒸すかしいのですが、予防のリハビリで起こしにくい状態をしていくことが、結果痛みの予防につながります。
少しでも気になることがある方は、痛みがおきる前にご相談ください。
那珂やまだ接骨院
住所:茨城県那珂市飯田2702-18
電話番号:070-7669-6799
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