膝の外側の痛み②:那珂市・那珂やまだ接骨院
こんにちは、那珂やまだ接骨院です。
今回は膝の外側の痛みの続きとなりますが、この場所に痛みで多いのは腸脛靭帯炎です。
他には骨挫傷など骨の痛みなどがあります。(ブログ最後に私が携わった大腿骨外果部の骨肉腫のお話も少し載せさせていただきます。同業の先生方用の意味合いが強いですが、少しでも皆様の何かのお役になればと思います。みたくない方もおられると思いますので、少し間隔をあけておきますので閲覧注意してください。)
まず腸脛靭帯とは、大腿筋膜張筋と大殿筋か始まり脛骨上端外側に付着します。
役割としては、股関節の外転の働きをします。
動作としては片足立ちを行うのに、とても重要な役割を持っています(次の図左)。
痛みの原因:大腿骨果部との擦れ
・大殿筋・大腿筋膜張筋の筋力低下により、O脚気味となり擦れが強くなる(前の図右)。
※筋力の低下には、腰の神経障害などでおきるものがある。
・大殿筋・大腿筋膜張筋が緊張が強く、擦れが強くなる。
・膝屈曲時に膝が外側に向いていると、腸脛靭帯のテンションが上がり擦れが強くなる。
チェック法:グラスピングテスト
当院では、腸脛靭帯炎のための筋力強化、ストレッチ、膝の向きや使い方をご指導しております。
何かお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
次の症例の方は、私の中でも自分の中で病名がはっきり考えられなかったものの一つで、失敗(と言っていいのかわかりませんが)が、何かの、誰かのお役に少しでもなればと思い、記録の一部をのせていきたいと思います。
大腿骨外果部骨肉腫
患者 12歳 女性
中学でテニス部に入学、最初は中学から運動をはじめたため筋肉痛かと考えすぐには受診はせず。
痛みが出てから運動は休んでいたが、1か月以上たっても痛みが治まらず、むしろ強くなってきたことから受診。
初めは腸脛靭帯炎と言われていた患者様でしたが、圧痛点(痛みの場所)が腸脛靭帯以外の大腿骨外果全体(特に前面)にまで及んでいたため、レントゲンをとなりました。
ここで重要な点は、休んでも痛みが強くなってきたこと、病名の部位だけをチェックしないことです。
休んでも痛みが軽減もしないものは、病的なものを疑った方がよいです。
安静時痛がある場合は、注意が必要です。
病名がついてしまうとどうしてもそこに目が行ってしまいがちです。
このケースでももちろん腸脛靭帯を押したときの痛みはありました、ただ他の範囲にもあった為違う病名も考えました。(腸脛靭帯と何かが合併?疲労骨折?などと考えましたが、休んでいても痛みが強くなっているので除外。)
触診時、今までに全く感じたことのない感触でなにかできてるのか?とも悩みました。
(強いていうと、薄いゲルクッションを触っているような感じだったと思います。)
レントゲンの画像を見る瞬間まで、病名の選択肢に骨肉腫は全く考えられていなかった状況でした。
自分の情けなさは勿論ありますが、あえて話させていただき、これをみられた患者様が自己判断されないこと、同業先生方の選択肢になっていただければ幸いです。
那珂やまだ接骨院
住所:茨城県那珂市飯田2702-18
電話番号:070-7669-6799
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