④続・何が原因で足の甲が痛くなる?:那珂市・那珂やまだ接骨院

query_builder 2022/12/10
スポーツ外傷脚の痛み
足④

こんにちは、那珂やまだ接骨院です。


今回も足で図の④、また横ですね。

長・短・第三腓骨筋腱炎やジョーンズ骨折(第五中足骨基部疲労骨折)がおこります。

足の甲の痛みとしては中盤ですが大きなポイントで、特にジョーンズ骨折(第五中足骨基部疲労骨折)は手術の適応となりやすいので、予防をしっかりしていただきたいです。


長腓骨筋腱炎:

足関節底屈時に前脛骨筋の緊張していると、足の向きが内側へ変位しやすくなり、腓骨下端や立方骨のところで腱が引っ張られ痛みをおこす。


足関節背屈時にアキレス腱の緊張で、足の回外と内側へ変位しやすくなり、腓骨下端や立方骨のところで腱が引っ張られ痛みをおこす。


短腓骨筋腱炎:

足関節底屈時に前脛骨筋の緊張していると、足の向きが内側へ変位しやすくなり、腓骨下端のところで腱が引っ張られ痛みをおこす。

足関節背屈時にアキレス腱の緊張で、足の回外と内側へ変位しやすくなり、腓骨下端のところで腱が引っ張られ痛みをおこす。


第三腓骨筋腱炎:

足関節底屈時に前脛骨筋の緊張していると、足の向きが内側へ変位しやすくなり、腱が引っ張られ痛みをおこす。


ジョーンズ骨折:

着地などの繰り返しの負荷で、骨が少しずつ壊れていき、最終的にスポーツの切り返しなど強く踏ん張った時などに完全に骨折するケースが多い。

下肢外旋位・足部回外位での着地で、負荷は多くなる。

※腫れがあまりない場合など数日で痛みがかなり減少し、2週間くらいで通常歩行も出来るようになることが多い。

今までの経験では救急などで行くと骨折と言われることが多いですが、骨折部に嘴のような仮骨(新しくできた骨)ができているものも多く、特に転んだり捻ったりせずに自分の踏み込んだ力で痛みが出たものは要注意です。ほとんど疲労骨折で、予後は不良で高校生で自然治癒だけで行くと少なくとも半年間はかかることが多いです。


全体としてストレッチ(前脛骨筋、アキレス腱、足底筋群)や筋トレ(腓骨筋強化)またバランストレーニングはしっかりやる必要があります。


ストレッチ


長・短腓骨筋:


椅子に座った状態で足を組み、片手で足の外側を持ち、もう一方で膝を抑える。

足の裏を自分に向ける。

足の向きはそのままで、足首を背屈(反らせる)ように、足を膝の方向に持ち上げる。

外くるぶしからかかとの横に伸びている感じがしたら、その位置で止める。

20秒間キープする。

ゆっくり戻す。



第三腓骨筋:



椅子に座った状態で足を組み、片手で足の外側を持ち、もう一方で膝を抑える。

足首を底屈(下にさげる)しつつ、足の裏を自分の方に向け、自分の方に引き寄せる。

外くるぶしから図の④のあたりに伸びている感じがしたら、その位置で止める。

20秒間キープする。

ゆっくり戻す。




ジョーンズ骨折:

ストレッチ(前・後脛骨筋、アキレス腱、足底筋群、長・短・第三腓骨筋)や筋トレ(腓骨筋群強化)またバランストレーニングをしっかり行い、(足の外側荷重にならないように)母趾球への荷重を意識して切り返しの時などの、運動時の負荷を減らすようにする。


今までの勤務では、骨折線の入ってきてしまった症例には第五中足骨のたわみをなくす装具を作成し、それを使用して運動を行いながら治す方針で、ほとんどの症例で治癒しておりました。

ただ治ったと放置すると、また同じような負担がかかってしまい再発するリスクが高くなるので、リハビリをしっかり継続することがとても重要です。

また疲労骨折自体修復に時間がかかるものなので、修復促進のためにLIPUSや微弱電流などは非常に効果的だと考えます。


早期復帰はもちろんのこと、再発予防のためにも参考にしていただければと思います。


それでは、また⑤で。


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那珂やまだ接骨院

住所:茨城県那珂市飯田2702-18

電話番号:070-7669-6799

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